よこすか海軍カレーとは

カレーライス発祥の地、横須賀
日本人が一般に食べているカレーはインドのカレーでは無く、イギリスから伝わったカレーと言われています。明治時代、イギリス海軍の軍隊食として採用されていたカレーは、イギリス海軍から日本海軍に伝わりました。栄養バランスが良いカレーは艦艇のメニューに採用され、腹持ちが良くなるように小麦粉を入れご飯にかけると好評になり日本海軍の軍隊食となりました。カレーライスは故郷に帰った兵士たちによって横須賀から全国に伝わりました。現在でも全国の海上自衛隊では毎週金曜日はカレーライスを食べています。

2015年平成27年は横須賀製鉄所150周年です。後の横須賀造船所にもなり数々の艦船が造船され、日本近代化のルーツでもあります。横須賀ではイベントも多数予定されています。

 

よこすか海軍カレー
明治41年に発行された「海軍割烹術参考書」(海軍メニューレシピ)には、当時日本海軍で調理されていた軍隊食のレシピが記されており、カレーライスの作り方についても記載があります。

 

当時のカレーレシピの要約
(材 料)
牛肉または鶏肉、人参、玉葱、馬鈴薯、塩、カレー粉、小麦粉、米
(作り方)
1.肉、人参、玉葱、馬鈴薯をサイコロのように細かく切り炒める。
2.フライパンに牛脂(ヘット)をひき、小麦粉を炒めてカレー粉・スープ・肉・野菜を入れ、弱火で煮込み、塩で味を整える。
3.ご飯にかけて漬物類(チャツネ)を付けて提供する。

 

当時は“カレールウ”などという製品はありませんでしたので、日本海軍のカレーは、牛脂と小麦粉・カレー粉から作る「手作りカレー」でした。 具材には人参、タマネギ、ジャガイモ、牛肉または鶏肉を使用していましたので、見た目には現代のカレーに近いものだったようです。 また、豚肉および豚脂(ラード)は使いませんでしたので、現代の私たちからすると“あっさりとした昔懐かしい味”のカレーだったようです。

海軍割烹術参考書のレシピをもとに、現代に復元したカレーが「よこすか海軍カレー」なのです。 原則的なルールを守った上で、各店舗では特徴を生かした味の海軍カレーを提供しており、27店(平成25年10月現在)のカレーが「よこすか海軍カレー」として認定されています。カレーの街よこすかでは、栄養バランスを考慮し、サラダと牛乳を必ず添えることが提供の際のルールとなっています。 (カレーの街tよこすかより)

 

MIKASA CAFEのよこすか海軍カレー
当店の横須賀海軍カレーは明治41年発行「海軍割烹術参考書」カレイライスの作り方を元に、ビーフをじっくり煮込んでスープを抽出し、小麦粉から炒めた手作りルーを加えさらに煮込むことにより、コクと風味を出しています。当時の食べ方通りサラダ、ミルクセットになっています。よこすか海軍カレーをカフェスタイルでどうぞ。MIKASA CAFEの横須賀海軍カレーはカレーの街よこすかの認定店です。